自動車保険の弁護士特約(弁護士費用特約)必要? 弁護士特約いらない? 絶対必要です!
元損保社員の私(フルグラと申します)ですが、この重要な特約、ぬかってました!加入途中の今からでも追加で付けるつもりです。
弁護士特約がない保険会社
もありますので、
加入中の保険を
確認して下さいね。
追突事故など自分に過失がない場合は、自分の保険会社は無関係となるので、自分が相手保険会社とやりとりする必要があります。
もし、相手が無保険だった場合…弁護士特約があれば弁護士が代わって不利にならないよう交渉してくれます。
申し訳ございませんが、
追突事故の被害者側の
契約者様には保険会社は何も
できない規則になっています💦
一番のメリットは、弁護士に依頼すると、「弁護士基準」で慰謝料額が保険会社基準の2~3倍になります。このことだけでも覚えておいて損はありません。
相手保険会社からの金額
提示額が、弁護士をはさむと
2~3倍になるしくみなのです。
弁護士費用特約(弁特)とは
弁護士費用特約とは、自動車事故にあった場合、相手との交渉を弁護士へ相談、委任する際の費用です。保険会社では対応できない事故などに役立ちます。
一般的に、費用は300万円限度で、相談費用は10万円まで補償してくれます。普通の事故ならば充分まかなえる金額です。
もらい事故の交渉の手助け。相手の提示額に納得できない場合。相手が無保険車で示談交渉に応じない場合などに自分が不利にならないよう進めてもらえます。
何といっても一番のメリットは、弁護士に依頼することで、「弁護士基準」での慰謝料額となり、任意保険会社の提示額の2~3倍になることです。
小さい事故でも遠慮せず、
特約を使って弁護士に相談
するのがいいみたい
弁護士特約保険料は年間2000円~3000円台です。
弁護士費用特約の加入率は60%です。
自動車事故に関する弁護士費用だけではなく、保険会社によっては、日常生活での事故やトラブルの弁護士費用まで補償するところもあります。
自動車保険弁護士費用特約は必要
弁護士特約使う場面 例①
例)相手の過失が100%となる、もらい事故
自分の過失0%の事故は、自分の保険会社は示談交渉できません。(過失0%で利害関係のない自分の保険会社は示談交渉の場の参加を法律で禁止されています)
追突され、体調が悪く完治せず、通院していると、「もう治ったでしょう」という相手保険担当者の威圧的な態度に、精神的にも参ってしまったという体験談も聞きました。
もし、弁護士がいれば、直接相手保険会社とのやり取りもなくなり、弁護士に困ったことを相談でき、自分の治療や社会復帰に専念できます。何よりおすすめな理由は、慰謝料が、2~3倍になることです。後でまた説明します。
弁護士特約使う場面 例②
例)相手車が任意保険未加入だった。
ショッキングな数字、自動車任意保険加入率、88.4%(2021年データ)です。
沖縄79%鹿児島82.8% 10台に1,2台は任意保険無保険車です!強制保険(自賠責保険)の切れた車も走っているとの話も聞きます。
事故の⅓はもらい事故。その中に無保険車がある可能性も…怖い話ですが…
例①の話と重なりますが、追突などのもらい事故でおまけに加害者が無保険となると、自分自身で相手に請求しなければいけません。
相手に連絡をとっても、過失を認めなかったり、示談交渉に応じないかもしれません。追突で自分がケガなどしていれば、請求どころではありません。(身体的な賠償は、自賠責保険で最低限度の補償はありますが)
そんな時、弁護士特約で弁護士に依頼すれば、自分に不利になる可能性はかなり下がるはずです。何より精神的に安心できます。
弁護士特約使う場面 例③
例)相手との示談交渉に納得できない
相手保険会社との示談で、金額に納得いかずもめるケースもあります。内容に納得できず、裁判に持ち込むケースにも依頼できます。
弁護士費用特約のメリット デメリット
弁護士特約で弁護士に依頼する最大のメリットは、後遺障害慰謝料や入通院慰謝料などには「弁護士基準」というものがあり、保険会社での示談の「任意保険基準」の額の、2~3倍の慰謝料を得ることができます。
◆頸椎捻挫で97万の保険会社提示額が、211万円に増額
◆後遺障害には該当しないとされた、女性が事故で負った体の傷跡への苦痛。慰謝料0円だったものが、80万円で認められた。
など、知っておいて損はありません。
弁護士特約は1年のうち何度でも使えます。自動車保険等級も下がりません。
使える対象者の範囲も広く、家族、別居の未婚の子、搭乗者まで使えます。家族一人加入しておけばよいです。他の車にも使えます。かなり範囲が広く、おトクです。
日常生活まで弁護士費用特約を使える保険会社もあります。
デメリットは見当たらず、年間2,000円台~3,000円台の保険料がかかることぐらいです。
弁護士費用特約 使えない場合
弁護士特約を使えないのは、自分の過失が10割のような大きなもの。自分自身が無免許運転 飲酒運転 薬物使用 居眠り運転 故意である場合。
自分の過失8~9割の場合は使えるようです。相談してみましょう。
事故後に加入した場合や、家族間での加害者被害者、自然災害、事業用自動車には使用できません。
弁護士費用特約がある保険会社
代理店型保険会社には多くあり、あいおいニッセイ同和損保、損保ジャパン、三井住友海上、全労済、日本興亜損保、東京海上日動、JA等
ネット型(ダイレクト)保険では、イーデザイン損保、アクサダイレクト、SBI損保、ソニー損保、チューリッヒ、三井ダイレクト損保、おとなの自動車保険など。
弁護士費用特約 日常生活まで
弁護士費用特約の中には、日常生活での事故やトラブルにも対応できるものがあります。
歩行中に自転車に衝突されケガをした、マンションの上階からの水漏れトラブル、よその犬にかまれて治療費を払ってくれないなどの相談、示談交渉にも対応してくれます。
家族で誰か1つ加入していればその弁護士特約で依頼できますのでおトクです。
弁護士特約に日常生活も含んで対応するのは、東京海上日動とアクサダイレクト、三井住友海上などです。
選択で日常生活も付帯できるのは、ソニー損保、損保ジャパン、あいおいニッセイ同和損保などです。
弁護士費用特約をどう使うか
弁護士特約どう使うか、流れについてです。
保険会社に使いたい旨伝える
⇓ ⇓
弁護士事務所を選び、依頼する(自分で見つけてきてもいいですし、保険会社にまかせても)
⇓ ⇓
弁護士が相手の保険会社(無保険は本人)と示談交渉
⇓ ⇓
解決。自分の保険会社が弁護士事務所に弁護費用払う
※保険会社は費用面から渋ることがありますが、それでも使いたいと訴えることが大事です。また、信頼できるような弁護士に相談し、弁護士から保険会社に連絡してもらう方法も。
自動車保険弁護士特約まとめ
もらい事故や無保険車では自分自身が交渉することになります。代わりに交渉してくれる弁護士を依頼する費用を、弁護士特約が払ってくれます。
自分が加入の保険会社に弁護士特約があれば、是非つけましょう。
弁護士特約がある保険会社で加入するというのも良いと思います。
年2~3千円の保険料で、弁護士に安心してまかせ、おまけに弁護士基準で慰謝料が2~3倍になります。
小さい事故でも弁護士に任せることを考えてみましょう。
突然の交通事故、知識があるなしで大きく補償が変わってきます。何においてもそうですが、知識のあるなし、情報を持っているか否かの差は大きいです。
是非、この弁護士費用特約は一度検討して下さい。‟まさか”に備えてかける保険とはこういうものだと思います。
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