ネット販売型自動車保険(ダイレクト型自動車保険)人気の8社を比較調査しました。
保険料とサービスのバランスは人それぞれだと思います。
ネット保険の魅力は、保険料価格かサービスか、0か100かでなく、自分が必要と思う部分を自由に選択できる保険が揃っているところにあります。
この記事で、各保険会社の特徴を知って、自分のスタイルに合った無駄のない、必要な補償やサービスだけをつけた保険を見つけてほしいです。
また、私が色々比較した結果、加入した保険はSBI損保です。私が実際、事故でSBI損保保険を使った時の感想もご紹介します。
ダイレクト型(ネット)自動車保険会社、どこがいい?
売り上げ上位8社の保険会社について詳しく解説します。
売り上げ1位 ソニー損保のメリットデメリット
メリット
- ダイレクト(ネット)自動車保険売上げ、20年連続ナンバーワン。
- 代理店型保険加入者からの乗り換えをターゲットにしているようです。
- セコムが24時間かけつけ、現場写真記録、レッカー手配などサポート。
- 専用アプリで運転を自動計測する、新プランあり。安全運転なら保険料30%戻る場合も。
- その自動計測ソケットが、事故の際、緊急ボタンになり、連絡が付くシステム。
- 走行距離短い「ちょい乗り」で割安に。
デメリット
- 新規ネット割が1万円で、2年目は2,000円引きなので、2年目に高くなってしまうことが。
- 事故対応など充実しているがその分、割高。
売り上げ2位 アクサダイレクトのメリットデメリット
メリット
- ネット自動車保険の売り上げ2位。
- 子育て応援割(最大3%)でファミリー層ターゲット。
- 事故後必要に応じ、ネット型保険には珍しい面談もできる。
- 新規ネット加入で最大22,000円引き。
- 保険の組み合わせが自由に。
デメリット
- 事故対応は平日9~17時半。土日休日は休みで対応が週明けになってしまう。
- 事故時対応が他社より手厚め、その分保険料は割高。
売り上げ3位 おとなの自動車保険(セゾン損保)のメリットデメリット
メリット
- ネット自動車保険売り上げ3位。
- 35歳以上、40,50代の年齢層を最大割安に。
- ALSOKかけつけサポート。
- ロードサービス(パンクや故障時のサポート)が自動付帯でないので注意。付帯せず安くや、JAF加入で不要など、自由に選択。
- ちょい乗りや、6等級当たりに割安感。
- 新規ネット加入で13,000円引き、継続でも1万円引き。
- 損保ジャパンと提携のため、修理工場、ロードサービス拠点は他社より充実。
デメリット
- 補償など自由に選択できるが、逆に自由度が高すぎて、プランに時間がかかる。
- ロードサービスが自動付帯でないので希望者は確認を。
- 10,20代はかなり割高。
三井ダイレクトのメリットデメリット
メリット
- 継続のたびに割引率大きくなり、保険料安さトップレベル。
- 入院事故については「休日事故のお客様に急行サービス」で、希望すれば休日も担当者が来てくれる。
- 新規ネット割最大10,500円。
- 他社の保険証の写真撮影で簡単見積り後、電話で詳しくプラン作成アドバイスも可能。
- ドラレコ特約(月額670円レンタル)あり。一定の衝撃で安否確認、事故映像自動送信分析。詳しくは別記事で。
- ロードサービスは、レッカー移動50キロと少ない(他社100キロ)等が、2年目以降VIP会員となり充実。
デメリット
- セコムやALSOK等のかけつけなし。
- 10,20代は割高。
SBI損保のメリットデメリット
メリット
- オリコン満足度R調査「保険料」で12年1位 安さはトップレベル。
- ネット申し込み14,500円引き。継続も割引あり。
- 3年継続すると、ロードサービスがグレードアップ。
デメリット
- セコムやALSOKのかけつけなし。
- 事故対応の評判はあまり良くない。
チューリッヒ自動車のメリットデメリット
メリット
- 多種の割引(紹介割、ネット割21,000円)があり、安さはトップ級。
- ロードサービスは自動付帯ではなので特約として付帯。充実レベルは高い。
- JAF加入者は付けずに安くもできる。
- 30,40代割安。
- シンプルな契約体制で、ちょい乗りの人は割安に。
デメリット
- ロードサービスが自動付帯でないので希望者は確認を。
イーデザイン損保のメリットデメリット
メリット
- 専門家が選んだ保険1位に。
- 24時間事故対応。セコムがかけつけ(見知らぬ場所にもスマホGPSでかけつけ)。
- 「もらい事故」にも対応弁護士特約が自動付帯。
- 新しい保険として&e(アンディー)を作り、車に小さいセンサーをつけ、日々の安全運転もアプリがサポート、事故にもセンサーの自動記録やアプリで即対応。
- 20等級の長い運転歴者に割引ある。等級上がるほど割引あり。
- ちょい乗りの人に割安。
デメリット
- 他社にはつく、「遠方で事故時の宿泊・帰宅費用や修理後搬送費用」がないこと。加入時は注意。
楽天損保のメリットデメリット
メリット
- 事故対応24時間。
- 若い会社だが、朝日火災保険のノウハウあり。
- ちょい乗り割安。
- ALSOKがかけつける。
- ポイントが2倍、カード払いで1倍で、ポイント3倍。5万円の保険料で1500ポイントに。
- 楽天経済圏の方には使い勝手がよい。ポイントで支払いも可(期間限定ポイントも可)
- 継続もネット割(25%)あり。無事故割5%も。
デメリット
- 保険料が割高。ポイント分を引いて通常の保険料という感じ。
私の事故体験談から、SBI損保の事故対応は
私は安さ重視でSBI損保です。一度事故を起こした際(幸い小さい事故でしたが)は、ちゃんと対応してもらい、不満はなかったです。
補償内容はどこも一緒なので問題は全くありませんでした。「丁寧に行き届く」レベルまでないにしても、通常の事故対応でスムーズにやってもらったと思います。
この記事のために詳しく口コミなどを調べるまで、SBI損保がそんなに事故対応の評判が悪いとは知りませんでした…
確かに対面で『保険担当者と会って』とはできませんが、担当者におまかせで特に相手側とも問題なくスムーズに解決して頂きました。
代理店型のように直接面談して相談ということはないので、心細く感じる方はいるでしょう。
万が一起こった時には、手厚いフォローが欲しいか。
または起こるか分からない事故のために高い保険料は不要とするか。
その保険料とサービスのバランスは人それぞれです。ネット保険は、“金額かサービスか 0か100か”でなく、自分が必要と思う部分を自由に選択できる保険が揃っています。
SBI損保は、3年継続で、ロードサービスがグレードアップするので安い保険料の割にお得かなと、私は事故後も加入を継続中です。
けど、セコムやALSOKのかけつけ
サービスがある保険も気になるな
セコムやALSOKは、代理店型保険の人件費で保険料が高い保険と、ネット型(ダイレクト型)保険の人件費を削った安さ重視の保険との中間的なサービスで、選択肢が広がり魅力的だと思います。
ネット型自動車保険(ダイレクト型自動車保険)の特徴まとめ
事故時24時間かけつけがあるのは
- ALSOK おとなの自動車保険 楽天損保
- SECOM ソニー損保 イーデザイン損保
売り上げ上位3位はいずれも、保険料は割高ですが、事故対応が手厚いです。割高と言っても、代理店型保険と比べれば数万円単位で安くなるはずです。
逆に保険料の安さを追求しているのがSBI損保、三井ダイレクト、チューリッヒです。
チューリッヒは30,40歳代割安。おとなの自動車保険は40,50歳代割安の保険料です。
ちょい乗りで割安なのは、ソニー損保、おとなの自動車保険、チューリッヒ、イーデザイン損保、楽天です。
最近は「多言語事故対応サービス」や「ドラレコ活用事故対応」などのサービスも出てきました。
各社で特徴があるので、ネットの自動車保険一括見積もりで試算して数社ピックアップし、そこから詳しい特約、ロードサービスを見比べると、自分に合った保険を探せるはずです。
一度見直しすれば、1年の保険料を数万円単位で安く、10年では数十万円単位で安くなり、大きな節約となるはずです。
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