実家のユズを加工して商品化できないかと思い、保健所へ相談しました。
まず、加工する場合、「食品衛生責任者」の資格は必須で、その後に保健所へ届出が必要らしい…
とりあえず、この食品衛生責任者資格を取ることにしました。
1日で取得でき、
有効期限もないというのは
魅力のある資格ですね
ここでは、その講習会を受けた時の様子、試験のことなどについて詳しく解説します。
今から受講予定の方の何か参考になれば嬉しいです。
食品衛生責任者の講習申し込み注意すること
高知県食品衛生協会で申し込みました。
高知県は高知市総合あんしんセンター内にあります。
基本、直接行って申し込みです。
どうしても難しい遠方の場合は、当日に申し込み代金を払うことも相談によっては可能なようです。(高知県の場合)
6月末に、8月講習分を申し込みにいったところ、すでに満員。
いつもすぐ満員になるわけでは
ありませんが…
時期で変動がありますね。
8月講習はすぐに埋まって
しまいましたね。
そんなに受講者が多いものとは意外でした。
県内数か所を巡回し、講習が行われているそうです。
次回高知市で講習のある、10月講習を受けることにしました。
- 駐車場はない
- 会場は飲食禁止(水分補給は可)
- 講習が丸一日びっちりある
- 最後に簡単な試験がある
- 払い戻しはできない、1回のみ日にちを変更できる
この5点を説明されました。
試験は、色んな方が来られるので、
皆のレベルにあわせたくらいの
試験です。
落とすのが目的ではありません。
と言われたので安心しました。
受講料の領収書、受講票、案内の紙をもらいました。
食品衛生責任者講習会の受講料について
高知県は受講料は5,500円でした。(R5年7月時点)
ネットで調べると、都道府県で料金は違い、関東や関西では10,000円位の所が多いようです。
資格は全国共通なので、受講料の安い所で受けるのもアリかもしれません。
食品衛生責任者養成講習会の受講当日
当日は受付、8時40分~9時10分。
遅刻は受講できないと受講票に記載もあり、早めに会場へ。
駐車場はないため、私は自転車で。
近くのコインパーキングにとめたり、家族に送ってもらう人も多いようです。
受付で申し込み時にもらった受講票を渡し、分厚いテキストを受け取りました。
受講票が9番で席順も兼ねているとの事だったので、前の席であることは覚悟していました。
会場扉に貼ってある座席表を見ると、前から2列目でしたが一番端だったのでホッと。
最後は100番まであったので満員のようです。
会場は広く、そこには受付開始直後だったのに、もうすでに1/3の人は座っていました。
若い人、白髪の人もちらほら。
杖を持ったおばあさんも。
色々な人が受講するようです。
長机に1人と2人と互い違いで席があり、私は長机の真ん中に一人だったので気兼ねなく座れました。
机に置かれた封筒の中の日程表を見ると、ほぼ90分授業が4セット、6時間も!ちょとため息が出ました。
この講習は全国同じスケジュールで行われているそうです。
食品衛生責任者養成講習会、高知市で受講時の様子
講習会流れ、持ち物
前方に大きなスクリーンがあり、そこでテキストの内容や重要ポイントの説明、補足がありました。
スクリーンを見ながら進んでいきます。
食品衛生学、食品衛生法、公衆衛生学、HACCP(ハサップ)などについて学びます。
テキストを読むばかりでなく、実際の現場の話もあり、少しは気もまぎれました。
講義はそれぞれの項目で、市や県の担当者が入れ替わりで説明。
筆記用具はあまり使う機会はなかったです。
テキストに少しメモるのと、最後の試験時に使用するだけでした。
ノートも不要です。
食品衛生責任者養成講習会での服装は?
服装は、普段着で何でも構いません。
「ヤフー知恵袋」で、講習会はスーツですか?という質問がありましたが、スーツのようなちゃんとした格好の人がいないので、逆に目立ってしまいますし、長時間の講習会では疲れてしまうと思います。
Tシャツ、ジーンズのような人も多いです。長時間楽な服装がおすすめです。
また、受講票に「空調で調整しますが、温度調節できる服装で」と記載があり、カーディガンを持っていきました。
10月でしたが、外の気温と
ほぼ変わらず、
暑くもなく、寒くもない
ちょうどの設定でした。
午後の眠くなる時間帯は、少し
温度設定が低めになったような…
少し寒くて目がさえました笑
長時間座るので腰やお尻が痛くなる
ほぼ90分講義のあと、10分の休憩。
「腰が痛い」と知り合いと話す人や、休憩時間に長ソファーに仰向けになり腰を痛そうに伸ばす男性も2,3人みかけました。(ソファー、長イスは廊下にたくさんあります)
「イスに長時間でしんどい」という体験者ブログを読んでいたので、私はエアークッションを持参していました。
長時間でもお尻の痛さ、腰の痛みには苦しまなくてすみました。
90分授業を4セット、6時間受けるというのは、日常の生活ではないことなので、かなりしんどいです。
私は、ヨックションを長年使っています。
穴が開いていて体圧を分散してくれるのが特徴で、同じ体勢で長時間座っていてもお尻が楽です。
新幹線や車での長期移動にも便利で、空気を抜いて折りたためるのでどこへでも持っていけます。
昼食時間について
昼食時間は、11時55分から13時まで。
当日は、前の講義が5分長引き、12時からとなりましたが。
館内は飲食できる場所はなく、近くの県庁や市役所の食堂利用の説明がありました。
お昼の時間で役所の人たちも食べるため、食堂も結構混みそうです。
高知市会場の場合、お昼に営業しているお店は周辺にもありそうでした。
私は自転車だったので、
近くの商店街まで行って
昼食をとりました。
公園も近くにあり、天気のいい季節は公園で食べる人もちらほらいるそうです。
眠気・居眠りについて 寝てしまったら?
午後は眠くなるだろうなと心配していましたが、しっかりもう午前中から眠気が…
周りの人たちも結構目をつむったり、うつらうつらと…
注意事項では居眠りなども退出させられるとの事。
居眠りをする人は退出して
もらう場合があります。
その場合は講習修了とは
なりません。
私は前の席で気づきませんでしたが、受講体験者のブログでは、監視員に起こされている人もいたそうです。さすがに退出させるまではなかったようですが…
私は、午後は「メガシャキ」を
飲んだおかげか、ほとんど
眠たくならずにすみました。
メガシャキは効果大でした笑
講習内容 食中毒予防
一般の家庭でも食中毒は怖いです。食中毒だけまとめてみました。
食中毒を防ぐために
つけない
手洗いの徹底。
器具の洗浄。
冷蔵庫内で肉や魚は、ドリップが生野菜につかないよう庫内の下段へ置く。
増やさない
食品を10~60℃で長時間放置しない。
やっつける
加熱調理食品は中心部75℃で1分以上加熱。(ノロウイルスには85~90℃で90秒以上)
10℃以下に冷蔵するか60℃以上で保温する。
※低温調理が流行っているが、食中毒の可能性高くなり危険。
食中毒は種類も多く、潜伏時間も
まちまちで、原因が判明するまで
時間がかかることを知りました。
やはり食中毒は怖いです。
食品の衛生管理は大切!
食品衛生責任者養成講習会テストの難易度は?合格率は?落ちる人は?
ほぼ90分4本セットの講習会後は、確認試験です。
日程表にも「一定の基準以下の人は終了証を一時保留」と記載があり、少しドキドキしていましたが、
結論、心配無用です。
10問の試験を10分ほどで説きます。テキストも見てOKとの事でした。
試験は、色んな方が来られるので、
皆のレベルにあわせたくらいの
試験です。
落とすのが目的ではありません。
と、申込みの時に聞いていたとおりでした。
問題は簡単で、〇か✖で答えるものが多く、半分以上はすぐわかるような問題です。
寝ないでなんとなくでも聞いておけば、大体全部答えられるレベルです。
私も一つ間違えただけでした。
ただ、長時間の講義のあとで、頭が疲れきっていて、集中力がなくなり、問題自体を読むのもしんどかったです。
そのまま回答、解説があり、自己採点。(回答を聞いたあとに答えを書いて満点にしてもバレない?)
採点後、答案用紙は回収されました。
一応、あまりに低い点の人がいないかは確認するのでしょうか。
おそらく全員合格のようでした。
食品衛生責任者講習会、修了証明書とプレートの交付
試験後、簡単な説明があり、修了証明書とプレートを交付されました。
座席の番号を見ながら担当の方が配ってくれます。
プレートも頂きました!
食堂などに貼ってあるあのプレートです。
なんだか嬉しくなります。
高知県はプレートは無料でした。
よその県によっては、プレート代800円ほどがかかるところもあるようです。
また、高知県はプレートには記名入り(名前を印刷したシールがプレートに貼ってある)を配られました。
県によっては自分で名前を書くところもあるようです。
食品衛生責任者養成講習会を受講した体験まとめ
「食品衛生責任者」資格はずっと一生使える資格です。
自分で事業を始めなくても、飲食店、食品製造で働く場合でも、役に立つはずです。
飲食チェーン店でもその店ごとに食品衛生責任者は必要ですから。
講習は90分4セット、6時間でかなりハードです。
試験は簡単なので心配する必要はありません。
将来、飲食業や食品製造などにかかわる予定のある人は、少しでも若いうちに受講するのがおすすめです。
50代の私にはハードでした。
最後の試験の頃には
頭がもうろうとしていました…
私の目的だった、柚子の加工品を作るには、衛生的なシンクや水道を設置し、地域の保健課に届出をして立ち入り検査を受け、許可がいるようです。
この講習からより詳しい条件が分かってきましたが、ハードルは高そうです。
今回、この食品衛生責任者養成講習会の受講ブログが、受講予定の方の何かお役に立てれば嬉しいです。
頑張って受講して下さい!
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