最近は代理店型自動車保険より、ネット型(ダイレクト型)保険を選ぶ人も増えてきました。
ネット型保険が気になっている方も多いでしょう。

ネット型保険は安いって聞くけど、
どのくらい安くなるの?

代理店型保険が高いのは
内容が充実してるからで、
高いのは仕方ないよ。
でも保険料減らしたいな…
ここでは、それぞれの代表格である東京海上日動火災保険とソニー損保の保険料を比べ、保険料の金額差を詳しくみてみます。

安心で安い保険を追い求める
元損保社員でFP資格を持つ
私フルグラが、詳しく解説します。
一つ、結論から言うと、東京海上日動とソニー損保のほぼ補償内容が同じ場合でも、保険料にかなりの差が出ました。
東京海上日動とソニー損保の違い
東京海上日動とソニー損保の違い。
大きくは代理店型保険か、ネット型(ダイレクト型やネット通販型ともいう)保険かの違いです。

代理店がいるメリット
- 契約時、内容について詳しく相談できる
- 事故の際のかけつけ、事故対応してもらえる
- 変更があった場合の手続きにアドバイスがもらえる
ネット型のメリット
- 代理店の手数料分、保険料を大幅に削減できる
- 申し込みや変更手続きが自分の空いた時間にできる
- コールセンターで契約、事故対応、手続きのアドバイスがもらえる
ソニー損保と東京海上日動の保険料の比較
ここで具体的に保険料を比較してみます。
20代保険料シミュレーション
年齢 | 20代後半 |
等級 | 6等級 |
免許証の色 | ブルー |
車種 | ニッサン ノート |
運転者の範囲 | 本人・配偶者限定 |
補償 | 対人:無制限 対物:無制限 人身傷害:3千万 |
車両保険 | なし |
運転目的 | 日常生活に使用 |
保険会社 | ソニー損保 | 東京海上日動 |
年間保険料 | 37,180円 | 76,800円 |
東京海上日動には補償の手厚い特約がありますが、ここでは付けずに試算しました。

補償内容はほぼ同じです。
この金額差は大きいですね。
2倍以上の差です。
4万円ほど差があります。
40代保険料シミュレーション
年齢 | 40代 |
等級 | 15等級 |
免許証の色 | ゴールド |
車種 | ニッサン セレナ |
運転者の範囲 | 本人・配偶者限定 |
補償 | 対人:無制限 対物:無制限 人身傷害:3千万 |
車両保険 | 一般 免責5万円―10万円あり |
運転目的 | 日常使用 |
保険会社 | ソニー損保 (車両保険295万円) | 東京海上① (車両保険275万円) | 東京海上② 補償充実型 (車両保険350万円) |
保険料 | 42,150円 | 74,160円 | 93,470円 |
こちらは車両保険あり(免責金:事故1回目5万、2回目10万円)で試算しました。

ふつう、免責金なしの「免ゼロ」に
している人が多いです。
保険会社の簡単見積では、
保険料を安く見せるためか
免責金アリの設定でした💦
ソニー損保と東京海上①は、ほぼ同様の補償での比較ですが、1.75倍の差がでます。
(車両金額条件を同額に試算設定できず多少差がありますが…)
東京海上②は補償内容充実プランの場合です。
手厚い補償の特約を色々つけると、ネット型保険料の2.2倍を超える保険料になります。
(補償充実プランに含まれる内容は、次の項目で紹介する特約などです。)

ソニー損保は、ネット型の中では
保険料が一番高い会社です。
それでもこの金額の差です。

ソニー損保の追加情報。
1年目は色々な割引を合わせ
15,000円引きですが、
2年目は8,000円引きに
下がります。
毎年保険料を一括見積もりで試算して、加入することをおすすめします。
数万円単位で節約できます。

東京海上日動の特徴
東京海上日動には、業界一の手厚い補償があります。


- 対人、対物の他、対物超過修理費用特約(相手の修理費の一部をこちらが負担することで示談がスムーズになる)
- 弁護士費用特約(交通事故だけでなく、日常生活にも使える)
- 人身傷害保険の対象となる3日以上の入院で、サービスを受けることができる(入院時選べるアシスト特約)自動セット

- ロードサービスはもちろんレンタカー費用の補償
- 車両新価保険特約(新車が事故で大きな損傷を受けた場合の買替費用などの補償)
- 車両全損時復旧費特約(古い車が全損になったとき、車両の時価額を上回る買替費用を補償)

手厚い補償です。
事故があった場合も
代理店と相談しながら
安心して対応できるでしょう。

元損保社員から言うと、
代理店によってレベルに差があります。
もし代理店で加入するなら
いざという時に困らないよう、
親身に相談に乗ってくれるような
信頼できる代理店で加入しましょう。
ソニー損保の特徴
ソニー損保は、ネット型(ダイレクト型)保険の代表格です。

- 事故現場へ代理店の代わりにセコムがかけつけてくれる
- 24時間365日、事故に関する相談ができる
- ロードサービスが充実している
- 新規はネット割引や無事故割等で15,000円安くなる
- 「走る分だけ」でちょい乗りに安い
- 「安全運転キャッシュバックプラン」があり、最大30%戻る
事故対応満足度では東京海上よりソニー損保が上
2025年価格コム「事故対応満足度ランキング」で、ソニー損保は2年連続1位です。
東京海上日動は3位です。


有名なアメリカの調査会社の
J.D.パワーでも、2024年
「自動車保険事故対応満足度」
1位はソニー損保、
東京海上日動は5位でした。
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まとめ・東京海上日動かソニー損保か、どちらがよい?
代理店型とネット型の自動車保険、それぞれのトップである東京海上日動とソニー損保を比較してみました。
補償内容としては、東京海上日動が圧倒的に充実しています。
特約がたくさんあり、至れり尽くせりの内容です。
保険料が高額なのもうなづけます。
けれどソニー損保と比較すると、ほぼ同じ条件の内容の場合でも約2倍の保険料になります。
(東京海上日動に「入院時選べるアシスト特約」などの自動セットの補償がついている点は違いますが)
それでも代理店でのサポートを受けながら、掛け捨てで、毎年7~10万円近く払っていくのか…
それとも自分で契約手続きなど動くことにより、毎年数万円安くしていくのか…
ぜひ、読んで頂いている皆さんには自分が動くことによって毎年数万円の節約をしてほしいです。
10年間ネット型にすると、数十万円単位で家計の節約になります。
ぜひ検討してみて下さい。
詳しくはこちらで ⇓


- Q東京海上日動とソニー損保では保険料がどれくらい違いますか?
- A
例えば40代15等級、車両保険付きセレナで、ソニー損保42,150円。東京海上日動保険で74,160円(充実プランは93,470円)の保険料になります。
- Q東京海上日動火災保険とソニー損保の自動車保険では、保険料にどれくらいの差がでますか?
- A
例えば20代6等級、ニッサンノート車両保険なしでは、ソニー損保37,180円。東京海上日動火災保険では76,800円となります。2倍以上の差になります。
- Q東京海上日動とソニー損保では、どちらの事故対応が良いですか?クチコミがいいのはどちらですか?
- A
ランキング情報をみると、ソニー損保が業界全体で1位。東京海上は2位や5位です。ソニー損保の方が口コミ、顧客満足度の評価が高いようです。
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