三井住友カード(NL)が不正利用されました。
カード会社からの「〇〇ショップで9万円のカード利用しましたか」のメールに大慌て。
「いいえ」にチェックを入れると「受け付けました。カードを再発行します。請求はされません」の返信にホッとしました。が、「ご自身で口座変更してください」の文字が…
詐欺に使われたことのショック、「気を付けていたつもりだがいったいどこで?」と、「自分での口座変更手続き?」で心臓がバクバクしてしばらく何も手につかなくなりました。
この記事では、以下の内容を詳しく紹介します。
- 被害にあった私の体験談
- 急増している不正利用の怖い手口
- 不正利用の被害補償や返金について
- 被害の負担者はだれなのか
そして、キャッシュレス社会の今、自分が不正利用にあっても損害を受けないためにやっておくべき3つを解説します。
【体験談】クレジットカードが不正利用された
まずは不正利用されたクレジットカードの体験談とカード会社の対応についてご紹介します。
三井住友カード(NL)からの確認方法と請求について
夫が帰宅後、「今日の帰り道にコンビニのレジでカード使えなかった。なんでだろ??」と話していて、この不正利用の確認メールに気づきました。
三井住友カード(NL)のクレジットカード会社から夫のスマホにメールが来て、「9万円〇〇ショップでカード利用しましたか?」身に覚えのない店と金額。
「はい」「いいえ」のチェックを入れる項目があり、えー!と夫婦で大慌てです。
夫が「いいえ」にチェックを入れると、「受け付けました。再発行します。」との文章のあとに、「ご自身で契約先にカード情報変更のお手続きをお願いします」等の注意事項も。急いでOKのボタンを押しました。
「『ご自身のご利用でない』と回答した分は請求されません。」との文字にホッとします。
また心配していた、三井住友ゴールドカードでの1年間100万円利用の“修行”達成で入った1万円分のポイント等も全て戻るとのことで、損害については安心しました。
しかし、ちょっと落ち着いて冷静になると、「いや待って、さっきの文章、引き落とし口座変更?自分で??」と、その文章が頭にゴワンゴワンと響き始めていました…
クレジットカード会社の対応は早かった
三井住友カード(NL)は、夫が会員で、妻の私が家族カードで入っているカードです。
カード会社の対応は早く、通常と違う使い方をするとすぐに、一旦、使用を止める措置をしてくれました。数万円単位からちゃんと反応してくれるのは心強いです。
二日後には、カード利用確認の郵便文書も届き、当日にすぐ発送されたようです。
手紙の文面は「使用したかの有無をメール返信がまだの場合は、至急返事をして下さい」との内容で、返信の方法を記載していました。
カード会社の不正利用への
対応はきちんとしていて
頼もしいわ
クレジットカードが不正利用される原因は?
クレジットカードがどのようにして、不正利用されるのか。私の経験談も踏まえて解説します。
不正の手口
手口例は以下の通りです。
- 「フィッシング詐欺」カード会社や銀行などを装った偽メールへ接続させて、カード情報を入力させて情報を盗む。
- 「スキミング」カードの磁気データを読み取り、情報を盗む。
- 「ネットショッピング詐欺」架空のネットショップで購入しようとしたお客からカード情報を盗む。
- 「カードの紛失、盗難での悪用」本人になりすまし、カードを使って買い物をする。
最近は、フィッシング詐欺やネットショッピング詐欺といった「サイバー犯罪」での手口が増えているようです。
怖いスキミング
スキミングは、気づきにくい手口です。
実際にあるスキミング方法は以下の通りです。
- 店舗レジにスキマーと呼ばれる装置を設置
- 非接触型スキマーをもって近づく
- 満員電車やエレベーターなどの密になる場所
- ゴルフ場のロッカーの中でも外から
防止方法として、スキミングを妨害する素材でできた財布やケースに入れておくという方法があるようです。
PayPayやLINEでも接触せずに
データのやりとりができるけど
それと同じ仕組み??
ついていけないけど、手口は進化してるのね。
【体験談】情報を抜かれた身に覚えがない
我が家がどの手口だったのかも不明。
ナンバーレスカードで安心していたが、スキミングなら関係ないのだろうか?
不正利用メールの「〇〇ショップ9万円」という利用明細も閉じて再度確認することもできなくなってしまいました。
どこかのネットショップで買い物した時?と使用明細も確認しましたが、ネットでは、いつも他のカードを使用していて、思い当たるものがありません。
三井住友カードのアンケートでも、なぜ被害にあったか原因が把握できない人は57%だそうです。把握したのは43%で、カード会社から聞かされたや、自分で気づいたケースです。(smbc‐card.comより)
被害の原因も分からないって
不安。
また同じような手口で被害にあう
可能性も…
不正利用の被害、誰が負担?
日本クレジット協会によると、コロナで店に客が来ないため、ネット上での販売を増やす店や会社が増え、それに伴い不正利用も急増しています。
被害額は、2015年は120億円、2020年は253億円、2022年は436億円と驚く増え方です。
不正利用の被害は、消費者だけでなく店側にもあります。
新しいネットショップなどを立ち上げ、セキュリティ対策が手薄で、そこを不正者が狙って不正注文し、被害に。
そして、その被害額は、店側が負担することに!
カード会社は会員被害者に返金しますが、それは加盟店、被害にあった店側の負担したお金です。加盟店にその分の売り上げが入金されないのです。
私も、9万円請求されずに
カード会社か保険が負担したと
思い、感謝してたけど、複雑…
クレジットカード不正利用なぜわかる?
クレジットカード会社では、24時間365日の検知システムを導入しています。
- 高額な利用が連続してあった場合
- 同じ店で連続した利用があった場合
- 過去の不正利用と類似した利用があった場合
以上のような「不正利用」と捉えられるクレジットカードの使用を検知した場合、一時的にカードを停止し、利用者へ連絡確認を行います。
一時的にすぐカードを
止めてもらえるのは
安心できるわ
自身でクレジットカードの不正利用を防ぐ3つの方法
最後に、自身でクレジットカードの不正利用を防ぐ方法を3つご紹介します。
- 安易な暗証番号にしない
- 利用明細を確認する
- カードの裏面には必ず名前を書く
安易な暗証番号にしない
暗証番号を定期的に変える、暗証番号を使い回ししない。
誕生日番号など安易な番号での被害は、カード会社によっては、補償の対象外。すぐに変更しましょう。
利用明細を確認する
紙だと届くまでに時間がかかるので、補償期間の60日を過ぎないためにも、スマホに利用通知がすぐ届くよう設定し、随時利用をチェックする意識を持ちましょう。
カードの裏面には必ず名前を書く
カード裏面には必ず名前を記入しましょう。
カードを落としたり盗まれて、第三者に勝手に名前を書きこんで利用される場合があります。
もし、海外旅行中や、国内で外国人が拾った場合でも、裏に漢字やひらがなで署名があれば、不正利用が防げる可能性があります。
サインを求められてスムーズに書けず怪しまれるリスクがあれば、不正者が悪用をあきらめるかもしれません。そのため海外で使用する目的のカードでも署名はローマ字より日本語での記入がおすすめのようです。
裏面に署名せず、不正利用された場合、カード会社によっては補償を受けられない場合があります。
大概のクレジットカードには「必ずご署名下さい。署名のないカードはご利用になれません」と規約があります。
確実に補償を受けるためにも
名前は必ず記入しておきましょう!
不正利用で補償されない場合も
利用者の過失が大きいとカード会社から補償されない場合もあります。
- 推測されやすい安易な暗証番号にしている
- 不正利用から60日を過ぎている(一般的に60日。カード会社により違う場合も)
- カード裏面に署名がない
安易な暗証番号を設定していたり、カード裏面に署名がない場合は今すぐ変更して自身を守りましょう。
まとめ 最終的に考えたこと
カード会社は、不正利用の監視をし、何かあればすぐにカード利用を止めて被害が広がらないような対応をとってくれていることが分かり信頼できると感じました。
しかし、不正利用の被害は、気を付けていても完全に防ぐことは難しいように思います。
- カードの裏面に名前を書く
- カードの利用明細を確認する
- 暗証番号はわかりにくいものにする
以上の自分でできる対策をきちんとやっておきましょう。
不正利用が防げなくても、カード会社から(お店側から?)補償してもらい、自分の大切なお金を守りましょう。
注意!SBI証券の積立カードを三井住友カードにされている方は、カード番号の変更手続きが必要です。大変ややこしいです。具体的には裏ワザ解説の記事を参考にして下さい。
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